国際写真俳句コンテスト
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俳句の聖地・正岡子規ゆかりの「松山市」で新たな文化が開花する。

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審査員プロフィール

作家・写真俳句提唱者森村誠一氏

作家・写真俳句提唱者森村誠一氏

1933年埼玉県生まれ。青山学院大学卒業後、9年間余のホテルマン生活を経て作家活動に入る。
『高層の死角』第15回江戸川乱歩賞受賞、『腐蝕の構造』第26回推理作家協会賞受賞、『人間の証明』第3回角川小説賞受賞、『悪魔の飽食』『人間の条件』『コールガール』など数多くのベストセラー作品を著し、本格派推理小説の世界で不動の地位を築く。作家生活40周年にあたる2003年には、第7回日本ミステリー文学大賞を受賞。2011年「悪道」で第45回吉川英治文学賞を受賞。ミステリーを中心に、歴史小説、ノンフィクションなど多岐にわたる分野で活躍。その著作は392冊に達し、近年は創始した「写真俳句」も話題を呼んでいる。

新たな句界の展開

写真俳句の遠祖は自作の句と画を合体(ジョイント)した蕪村といってよい。今日、携帯電話が普及して誰でも常にカメラを携行している。句材、句境をカメラにおさめて起句すれば丹写丹句でも一体となって立ち上がる。一種の窯変(化学変化)である。そして速やかに上達する。写真に季語、季感を語らせてもよい。恋人同士の間で、写真を付けた“相聞句”を交わせば、恋文が文章を驚異的に上達させるように、新たな句界が展開する。

室町に発し、江戸期の降盛、混乱を経た伝統文芸俳譜を今日の俳句につなげた俳句革新の祖、正岡子規の生地・松山は、俳句の聖地でもある。この地における写真俳句は、子規が重んじた蕪村を超える名句秀句を簇生(そうせい)させ、松山を世界に向けての新たな表現文化の発信地とするであろう。