源氏・平氏をはじめ多くの武将が武具を奉納して、国宝・重要文化財の指定をうけた日本の甲冑の約4割がこの神社に集まっており国宝8点、国の重要文化財76点。(2012年現在)を有する。鶴姫が着用したとされる、日本に現存する唯一の女性用胴丸(重要文化財)は必見です!また、境内には国の天然記念物「大山祇神社のクスノキ群」もあります。
大山祇神社の娘として生まれる。16歳で陣代(主君の代理として陣頭に立つ役割)として出陣し、勝利して見せたのが鶴姫でした。また戦いで、鶴姫の右腕で恋仲にあったとされる越智安成(おちやすなり)が戦没。先立つ兄や恋人への思いや、戦などでの心労からか、18歳で自害しこの世を去ったと言われています。
厳島神社は、1400年の歴史をもち、全国に約500社ある厳島神社の総本社。厳島(宮島)は「安芸の宮島」とも呼ばれ仙台・松島、丹後・天橋立と並ぶ日本三景の一つで有名なパワースポット。久安2年(1146)、安芸守となった平清盛は、瀬戸内の豊かな幸と水軍の力を得る為に、厳島神社に祈願。仁安2年(1167)に寝殿造の社殿を造営したと伝えられています。境内のほとんどの建造物が国宝・重要文化財に指定されています。
厳島神社に奉納された約4500点もの美術工芸品や史料などを収納。清盛や一族らが各一巻づつ結願写生して奉納した平家納経(国宝)は、春と秋の企画展で毎年一部を公開しています(レプリカは常時展示)。